サプリを飲む前にすることがあります。
サプリは栄養療法の入り口ではありません。
栄養療法の入口は、サプリを吸収、効果出せるための体を整えることです。
今回は、代謝~!酵素~!補酵素~!などの難しい言葉に入る前のお話をします。
・サプリを飲む前にする5つのこと

- しっかり食べる
- 食生活の改善
- 咀嚼、胃の機能UP
- 腸内環境のケア
- 低血糖ケア
です。
1.しっかり食べる
よくあるのが、食べる量がそもそも足りていない人です。
サプリをたくさん摂っているのに、基礎代謝を大きく下回る量しか食べていない人は、エンジンオイルだけ並々と入れて、ガソリンが入っていない車と同じです。
体が動きませんから、節電モード。治癒モードになりません。(低血糖起こしますしね。)
しっかり、食べていますか?
これ女の人ばかりと思うなかれ。
男の人でも結構食べれていない人、いますよ。
2.食生活の改善
体に効かせるには吸収できないと意味がありません。
サプリだって、食べ物と同じように胃腸から消化、吸収されます。
ですので、その胃の機能が低下していたり、腸内環境が悪ければ吸収されません。
2~4は見てわかる通り、胃腸ケアです。
「食べ無いものと食べるもの」
まずはこれをしっかり行うのが大事です。
- ・腸内を荒らしやすい「グルテン・カゼイン」
- ・内分泌系を刺激する「カフェイン」
- ・体のビタミンB6をごっそり持って行ったり、低血糖をひき起こす「アルコール」
- ・カンジダの大好物、低血糖を引き起こす「お砂糖」
- また、
- ・アレルギーがある人は該当食品(遅延型も含め)
- ・SIBOに酷く影響するもの(FODMAP)
など。
人工甘味料を含む添加物ももちろん控えたい。
3.咀嚼、胃の機能UP 4.腸内環境のケア
胃腸の機能は、自律神経と大きく繋がっています。
体調が思わしく無い人は、大体交感神経優位だったり、背側迷走神経という副交感神経の優先モードに入っています。
これ、どちらにせよ胃腸の機能は低下します。
体や心が緊張状態の人は、総じて胃酸の分泌が悪く、腸の蠕動運動もよくありません。
そして食事の内容が良くなければもちろん腸内環境はどんどん荒廃していきます。
胃腸ケア=自律神経のケア
と考えてもおかしくありません。
日光に浴びてホルモンバランスを整たり、呼吸を整えたりと、生活習慣によって自律神経の緊張を解せると良いですね。
5.低血糖ケア
低血糖は心も体も緊張状態にし、胃腸の機能を落とします。
また、血糖維持のために、様々なホルモンを分泌を行い、その状態が長く続けば続くほど、ホルモンを出す司令塔「脳下垂体」「視床下部」などに負荷がかかります。
結局、「ホルモン出しすぎたかもしれん、これ以上出すと危険。ちょっと出すのやめよ」となった脳が、ホルモン(コルチゾール)の分泌を少なくし、体の全機能低下につながります。
低血糖ケアも必須です。
いかがでしたか?
ミネラルはキレート化されたもの、1時間に○回飲むことでドーズレスポンスが…と言う前に、まず、生活習慣と食生活に取り組むこと。
これが栄養療法の入口です。