iHerbの流通とともに、日本でも使用する人が、どんどんと増えているサプリメント。
あなたの飲んでいるサプリ、それ、本当に効いていますか?
施術にこられた人、カウンセリングこられた人で、問診票に書ききれないくらいサプリメントを飲んでいる人がいます。
そんな人たちに
「サプリを飲んで、体感はいかがですか?」
と聞くのですが、その8割くらいの人たちは「あまり分かりません」「あるような…無いような…」と答えられます。
ご自身でサプリを選んで買っている人はもちろん、栄養療法専門の病院や治療院に行って、勧められたものを飲んでいる方々も、同じように答えます。
今回はそんな効かない理由を、お伝えします。
サプリの効かない4つの理由
サプリの効かない理由は細かに言えばたくさんありますが、
基本はこの4つ
- 胃腸機能の低下
- 量が足りていない
- 競合するものが足りていない
- サプリの質が悪い
です。
①については、こちらの記事をご覧ください。
②量が足りていない
体に必要な量は人それぞれ異なります。
あなたの体を動かすために、必要なのは、止まった代謝を動かせる量の栄養素です。
その代謝を動かす量は、人それぞれ違うのです。
「体のどこに効かせたいのか」、「ダメージ度」によっても栄養素の種類と量は異なります。その量を見極めていくことが大事です。
また、ただ量を飲めばいいわけではありません。使えない栄養素、多すぎる量を使えば肝臓等に影響しますので、お気をつけて。
宮澤先生の名著に分かりやすいイメージ描写があります。
「枯れかけている植物にスポイトで水をあげても生き返りませんが、たっぷり水をあげれば元気になります。これと同じで、栄養素の効く量にはある闘値(反応を起こさせるための最小の値)があり、そこを超えると一気に効果が出るのです。」
量においては、栄養療法医院や、栄養療法カウンセリングなどの専門家と相談するのが良いでしょう。
③競合するものが足りていない
栄養素には、体の中で競合して働いています。Aの栄養素を使うのに、Bがなければ使えない。Aのビタミンを吸収するのにはBのミネラルがないと吸収されにくい…など、単体ではなく、一緒に使われることが多いのです。
何事も、バランスです。
ただしMg(マグネシウム)は、単体でたくさん足しても、わかりやすく体感がでます。なぜなら、体の中で様々な栄養素とともに働くNo1と言っても過言ではないからです。
サプリを飲み始める際は、Mgの優先的補給は基本ですね。
④サプリの質が悪い
最後は、サプリの品質です。
胃のなかでカプセルが溶けなかったり、使われている成分の品質が悪かったり。そんなサプリもたくさん存在します。これを見ている人は、そんな方はいらっしゃらないかと思いますが、100均でサプリを買うのは避けた方が無難でしょう。
iHerbで買うサプリは、なんだか海外製で、みんな使っているから良さそう…と感じるかもしれませんが、iHerbが最低ライン。アイハーブの有名どころのサプリでも、表記されている成分量と、実際測った際の成分量が異なるもの、溶解性テストでアウトなものなどあります。
サプリの品質は、生産会社の姿勢や品質をチェックして買うのはもちろん、色々な角度から調べた方が良いですね。
値段が高ければ良い、と言うものでもないですが、ある程度の製品力を持つものは、適正な価格をしているものがほとんです。
以上。
サプリを使う前にすることと、サプリを効かない4つの理由は、しっかりおさえていきましょうね。